同級生の引き際、富士市とんかつ「かつ膳」さん 

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斉藤の高校時代の同級生、飯島さんが

富士市で50年近く、ご夫婦で営んできたとんかつ専門店「かつ膳」さん

お二人の体調などを考えて、2月26日に閉店することになりました

 

手作りのパン粉を使った衣をつけて、フライパンで揚げるトンカツは

見た目の色が濃いのですが、中のお肉はとってもジューシーで柔らかいです

大盛りキャベツは機械じゃなく手で刻んでいるので、味が濃いです

赤だしのお味噌汁もとっても美味しくて

揚げ物を食べた後、口の中がさっぱりします

 

富士市なので、しょっちゅうは行かれませんでしたが、

たまに食べるとやっぱり美味しいなあといつも思っていました

同じ同級生、毎日牧場の和田さんも、とんかつは「かつ膳」でなくちゃ!って

度々高速飛ばして食べに行っていたようです

 

告知は店内の張り紙だけだったようですが

連日訪れてくださるお客様の多いこと!

実直に黙々と仕事を続けて、地元の皆様に愛されるお店になっていたんですね

ご本人たちも毎日驚いているそうですが

残念なことに、疲れて途中でのれんをしまってしまう日もあるそうです

私たちが写真を残そうと、カメラを持って出かけたこの日も

電話が鳴っても出られず、お客様に手伝っていただきながら

どうにかやっと営業しているという様子でした

 

ご本人たちにとっては大変キツい数ヶ月かもしれませんが

斉藤はとても羨ましいと感じたようです

店が最後という日に、ひっそり閉めるのと

大賑わいで、惜しまれて閉めるのとでは全く違うと感じたようです

 

写真館を閉めるときに

こんなに大賑わいになるなんてことはないでしょうから

 

実直で寡黙な飯島さん、

毎日コツコツ真面目に積み重ねてきた日々が

こんな形で認められて、たくさんの人に惜しまれていることを

どんなふうに受け止めているのかなと

やっぱり嬉しいだろうなと

こんなふうに書いている私まで羨ましい気持ちになってきました

 

初めに紹介した二人の写真、

ライトは持って行かなかかったのですが

お店の中の空気感が伝わるように

逆光で人物が立た的になるように撮影しました

26日までのカウントダウン

この灯りが消えることは寂しいけれど

飯島さんご夫妻にとっては第二の人生の始まりです

豊かな実りある毎日でありますように!